top of page

銀河鉄道の夜展ができるまで

 私と「銀河鉄道の夜」の最初の出会いは、ますむらひろしさん が原案を手がけ、杉井ギサブローさんが監督した'85年のアニメ映画でした。

 静寂が包み込む幻想的な銀河の世界で、鉄道に乗りながらジョバンニとカムパネルラの2人は 様々な人や星に出会いながら旅をします。いつか終わりが来ることをカムパネルラだけは知りながら…

 幼いころ友達の女の子の家で観たこの映画は、1度聴いたら忘れられない音楽と共に ずっと私の心に残り続け、その後の私の嗜好にも影響を与えました。なぜか夏なると観たくなる映画です。

 その後、企画や展示を自分でするようになり、去年ごろから「いつかの夏、『銀河鉄道の夜』をテーマにした企画展示をしたい」と強く思うようになり、様々なタイミングやご縁が重なり、この夏に実際に企画をするに至りました。

 展示では  夜、星、星空、星座、おまつり、宇宙、さそり、りんご、ねこ、鉱物、機関車など…
「銀河鉄道の夜」に登場する様々なモチーフを使い、13名の作家がそれぞれの「銀河鉄道の夜」の世界を絵画作品、立体作品、アクセサリーなどで表現します。

 夏の星座のように期間限定で現れる 幻想的な銀河鉄道の夜の世界を、ぜひ心に刻んでください。

bottom of page